いつも夜遅くまで終わらない仕事を、今までより少しでも早く片付ける超簡単は方法は紙とペンから始まると僕は考えています。
『明日やるべきことをすぐに書き出してみる』ここから僕の仕事の進み方は180°変わりました(*'▽')
今回は『仕事したくない日々からオサラバする3つのコツ』について心理学の研究をもとに考察します。
最初にキーワードを書いておくと以下の3つです。
- 選択しすぎない
- 詰め込みすぎない
- 簡単なことから
完全マスターするのは難しいですが、常に気を付けておくことで自分に無理なくかつ仕事をできるだけ早く片付けて自分だけの時間を増やせるようになるのではないでしょうか?。
「今までよりももっと自分の時間を増やしたい!」という人は是非目を通してみてくださいm(_ _)m
- 朝から仕事したくない気分を無くすために『選択しすぎない』
- 仕事が終わらない苦しみから一刻も早く脱出したければ『詰め込みすぎない』
- 休憩後すぐに仕事のモチベーションを上げたいなら『簡単なことから始める』
- この記事の参考文献
朝から仕事したくない気分を無くすために『選択しすぎない』
「昨日までは覚えていたのに、今日は何をすべきか覚えていない。。。」
その状態を防ぐには、【心理学の研究で朝から人生を変える!】仕事が終わらないイライラから解放されるための第一歩 - ズレてて面白雑多な研究記録で書いたように、退社前に『やるべきことリスト』を書いておけば安心です。
なぜ安心か?それはとある心理学の研究を参考にしてみると分かると思います。
朝から「何をしようか?」とあれこれ考えているだけで、あなたのやる気が消耗されてしまうのはご存知でしょうか?
そのことは、ミネソタ大学の心理学者であるキャサリン・ボス氏が実施した以下の研究で示唆されています。
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Aチームの被験者たち:かなり冷たい水の中にできるだけ長く手を入れてもらう。
Bチームの被験者たち:ペンの色、好みのTシャツ、大学の講座などの選択をさせた後に、かなり冷たい水の中にできるだけ長く手を入れてもらう。Bチームの被験者たちの方が早く手を水から出した。また数学の問題を解いてもらったところ、Bチームの被験者たちの方がミスが多く諦めも早かった。
この実験から、『多く選択をするほど自制心が減ってしまい思考力・判断力が低下する(つまり、ミスが多くなる)』ということが言えるのではないでしょうか?
朝から仕事をしたくない気分を吹き飛ばすには、前日に予定を考えてしまうことが対策になりそうです(*'▽')
ゲームをやったことある人なら分かると思いますが、退社前に『やるべきことリスト』(ToDoリスト)を書いておくのは『セーブ』のようなものだと僕は考えています。
ゲームではこまめにセーブしておかないとそれまでのデータ(記憶)が残せませんよね?それと同じで、明日やるべきことをセーブしておかないとその記憶が無くなってしまいます(思い出せたとしても100%とは限らない)。
なので退社前に翌日やりたいことを書き出しておき、翌朝に気持ちの良いスタートダッシュを切りましょう!
実は先ほどのキャサリン・ボス氏による実験は『我慢しすぎの結末』にも関連しています。気になる方は以下の記事を読んでみて下さい。
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nukoshogun.hatenablog.com
仕事が終わらない苦しみから一刻も早く脱出したければ『詰め込みすぎない』
『朝からスタートダッシュを切り、仕事が終わらない苦しみから早く脱出する』というのを理想としているなら、やるべきこと・やりたいことの書き出しだけでは足りないです。
足りないもの、それは『優先順位』と『時間の見積もり』です。特に時間の見積もりは重要だと個人的には感じています。
とある心理学の研究によると、『人間は期限を決めるか決めないかで目標達成率が変わる』とのこと。
参考記事:【心理学の研究を応用して早く退社する!】仕事が夜遅くまで終わらない苦しみから解放されるためのポイント - ズレてて面白雑多な研究記録
そしてもう1つ大事なのが『詰め込みすぎないこと』です。理由は2つあって、1つは仕事をしていくなかで緊急案件が発生して仕事が増える場合に備えるため。
もう1つは、『人間は自分の作業工数を楽観的に見積もる傾向があるため』です。
これはカリフォルニア大学のステファノ・デラ・ヴィーニャ氏らの心理実験により示唆されています。
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学生たちに、卒業論文を仕上げるのにかかる日数を予測してもらったところ、平均して33.9日だった。
予測より早く書き終えた学生は全体の3分の1もいなかった。実際は、平均して55.5日かかった。
この研究から、『作業においては、自分の予測よりも長く工数がかかる場合が多い』ということが言えるのではないでしょうか?
僕たちはどうやら、予定を立てるときに不測の事態まで頭が回りにくいのかもしれません。
なので、仕事が終わらない苦しみから一刻も早く脱出したければ『詰め込みすぎない』ことも重要視する必要があるようです。
休憩後すぐに仕事のモチベーションを上げたいなら『簡単なことから始める』
お昼休みや休憩明け、仕事を再開しようとしてもなかなか集中できないことはありませんか?
それを防ぐには、休憩後あなた自身に上手くやる気のエンジンをかけなければいけません。そして上手くエンジンをかけるには、休憩後はまず『簡単なことから始めてみる』のが良いです。
簡単なことから始めてみることでやる気のエンジンがかかるのは、『段階的要請(フット・イン・ザ・ドア・テクニック)』という心理学的テクニックを参考にしてみると分かりやすいと思います。
段階的要請を説明するものとして、スタンフォード大学の社会心理学者であるジョナサン・フリードマン氏とスコット・フレイザー氏による面白い実験があります。
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仕掛け人はボランティアと称して住宅街の家庭をたずねる・
Aチーム:玄関先に「安全運転をしよう」という看板を設置させてほしいとお願いする。
⇒承諾した家庭は17%だった。Bチーム:「カルフォルニア州を美しく保とう」という嘆願書の署名をお願いする。すると、ほぼ全ての家庭が承諾した。その2週間後に「安全運転をしよう」という看板を設置させてほしいとお願いする。
⇒約半数の家庭が承諾した。Cチーム:玄関先に「安全運転をするドライバーになろう」という小さなシールを貼らせてほしいとお願いする。すると、ほぼ全ての家庭が承諾した。その2週間後に「安全運転をしよう」という看板を設置させてほしいとお願いする。
⇒76%の家庭が承諾した。
つまり、『小さな要請を承諾したことで「自分が良いと感じた要請は受け入れる」という一貫性を持ちたい心理が働く』ということです。
そしてこの傾向を自分自身に当てはめてみると、『簡単なことから始めてみることで「この仕事はやり切ろう!」という一貫性が働いてやる気スイッチがONになる』ということが言えそうですよね(*'▽')
以上の3つが、『心理学の研究から考える、仕事したくない日々からオサラバする3つのコツ』です。
『選択しすぎない』、『詰め込みすぎない』、『簡単なことから始める』を心理学の研究と一緒に頭に入れておくことで少しずつあなたの仕事振りが変わり、だんだん仕事への楽しさが芽生えてくるかもしれません。
そしてそれにより仕事したくない日々からオサラバし、自分だけの時間を楽しめる日々に出会えるでしょう(*'▽')