ズレてて面白雑多な研究記録

『振り回されない生き方』について好き放題考える

【心理学の知識を生活に】心理学の研究から考える、人間関係で悩みやトラブルを抱えがちな理由

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「自分の考えや行動は一般的だと思う」という問いに対して、あなたはイエスかノーのどちらで答えますか?

「自分の考えや行動は一般的だと思う」と思う人ほど、人間関係で振り回されたりしていませんか?


今回は『人間関係の構築が苦手だったり、トラブルや悩みを持っている人に知っておいて欲しい心理効果』について書きます。

「普通に考えてあれはこうだろう。自分だってそう思う。なのに何故、あの人はあんな事をしたんだ?」といった具合にイライラしてしまうこと、またそんな感じでイライラしている人を見ることって結構ありませんか?


「常識的に考えておかしい!と感じることに対してよくイライラしてしまう・・・」という方や、「自分の考えが一般的だと思っている人が身近にいる」という方は、良かったらこの記事を読んでいってください。

大きな対策はできなくても、心理学的な知識を頭の中に入れておくだけでも心の余裕の持ち具合が変わってきますよ(*'▽')


あえて一度、『あなたの中の常識』と『自分はまともだという信念』を忘れてみましょう。



人間関係に悩みを持つ人やこれから構築する人が知っておくべき心理学の知識

僕が心掛けていることの1つは、『「自分がそう思っているから、他の人もそう思うだろう」という思い込みをしないこと』です(数学の答えとか、例外もあるけど)。

『フォールスコンセンサス効果』というのはご存知でしょうか?『自分の考えや行動が一般的であると考える現象』のことを指してそう呼ぶそうです。


人は無意識のうちに「自分の意見は一般的である」と考え、「自分の判断は正しかった。他の人も同じ状況ならそういう判断をしたはず」と自分の意見や考えなどを正当化する傾向があるようです。

これはアメリカの心理学者であるロス氏が行った『サンドイッチマン実験』という心理実験で示唆されています。

大学生にサンドイッチマンの広告板を下げてキャンパス内を歩き回るように依頼。その依頼に同意するか拒否するかを答えてもらった後、他の学生がこの依頼を同意するか拒否するかについても答えてもらう

依頼に同意した学生の多くは他の学生も同意すると回答し(約60%)、逆に拒否した学生の多くは他の学生も拒否すると回答した(約65%)。

この実験だけでなく、シカゴ大学のジョージ・ウー氏の『携帯電話を持っているor持っていない学生に、クラスの何%が携帯電話を持っているか?』を聞き取った実験でも同様の傾向が見られました。

つまり、『自分の考えや行動は一般的であり、他の人も自分と同じように考えて行動するはず』と人は無意識に考えてしまうのです(;'∀')


電車内とかで「この人なんなの?マナー悪い」とイライラしていることはありませんか?それはもしかしたら、彼らにとっては『一般的なこと』なのかもしれません。

僕もちょっとしたことに少しイライラしてしまうことはありますが、「自分だったらそんなことしないのに!」という『一般的な怒り』は無駄なものだと思うので、別のことで気を紛らわしたり別のことにエネルギーを使いたいですよね(*'▽')

【一般的という枠が人間関係に悩みを持たせる】「職場になじめない」と悩み続けた元同僚の話

この『フォールスコンセンサス効果』を知って、まず思い浮かんだのは僕の前の職場に居た元同僚です。

「いや、だってさ、普通そう思うじゃん?だから俺はやったのに上司に怒られたんだよ。。。」

これが彼の口から出る頻出センテンスでした(;'∀')。まさに『自分が一般的だと思っている人』の典型でしょうね(笑)


案の定、彼は職場での人間関係がうまくいかない状態で、コミュニケーションも上手く取れていないのかよく上司に怒られている場面を見ていました(元々職場の雰囲気自体が悪かったので、怒号に近いものでしたが・・・)。

「自分の考えは一般的で、他の人も同じ立場だったら同じように考えるはず」という枠に囚われると、人に確認を取らずに勝手に進行してしまうため、仕事上でもよくトラブルを起こしてしまいがちなのではないでしょうか?

まともにコミュニケーションが取れないと、仕事で手戻りが多かったり、上司とアウトプットイメージが噛み合わなかったり、そもそも報連相がまともに出来ていないということになるので色々ヤバそうです(;'∀')


僕自身は、もともと自分がまともな人間だと思っていないので、「自分がこう思うから相手もこう思うだろう」という期待は普段からほとんどしていませんでした。

人間関係でうまくいくコツは『期待しないこと』説

そんな、『フォールスコンセンサス効果』に肩までどっぷり浸かった元同僚を見てきたので、尚更思うことがあります。

それは、「人間関係でうまくやるには、自分の思考や行動は普通であると期待しないことでは?」ということです。


自身の考えそのものを変えるのは難しいと思いますが、『自分が一般的だと考えているように、他の人も「自分の考えは一般的だ」と考えていること』を忘れてはいけないのではないかと。

色んな人にイライラするくらいなら、自分が行動を変えたり付き合う相手を変える方が、余計なエネルギーを消費しなくて良いですよね(*'▽')


『あなたの中の常識』と『自分はまともだという信念』を忘れてみましょう。

フォールスコンセンサス効果の話と一緒に、元同僚にその話をしたかった。でも、もう『元同僚』。彼は人間関係を理由に退職したそうです。。。

どこかで気付いてくれていることを祈ります。

この記事の参考文献