吾輩はぬこ将軍である。ノウハウばかりでなく、それを駆使して何を実現したいかを考えることも大切である。
そのためには、今まで生き方を振り返る必要があるのではないだろうか?
今回は『人生を変える優しいきっかけを与えてくれる本』について書いていく。
今回紹介する本は、今までのライフスタイルを変えるためのヒントは教えてくれるが、具体的なノウハウは書かれていない。なので、他のビジネス本や自己啓発本を併用するのがおすすめである。
本記事の最後におすすめの併用本も紹介するので、最後まで読んでいってほしい。
ざっくり言うと、よくある「自分の道を突き進もう!」系の本であるが、本書は他の同様な本よりも『親身で優しい雰囲気』を感じた。
今の自分の働き方やライフスタイルに少しでも疑問があるのなら、この本を手に取ってみて欲しい。
- 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』についての情報
- 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』についての内容
- 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』を読んで行動したこと
- 『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』はどんな人におすすめ?
- 合わせて読んでみて欲しい本
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』についての情報
「これは、あなたの望む人生ですか?」
この問いに対して「勿論、そうだとも!」と自信をもって回答できないのなら、本書を読んでみることであなたの今までの生き方を変えられるヒントが見つかるかもしれない。
本書の著者はボブ・トビン氏である。慶応義塾大学の名誉教授にして、数々の有名企業をクライアントに持っているお方である。
彼は企業だけでなく、多くの教え子たちを励まし勇気づけてきた。本書は教え子たちや企業とのやりとりを通じてボブ・トビン氏が気づいたことを、『自分らしく働き最高の人生を送るために役立つこと』として、レッスンという形で紹介してくれる。
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』についての内容
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』の構成
本書は、決断や自信や不安や勇気に関して悩みを抱えている人のヒントになるだろう。
各章を『レッスン』と名付けており、それぞれの悩みを解決するためにどうすべきかを、具体例を交えて教えてくれる本である。
レッスンは全部で11個。読者がテンポよくかつ集中しやすいように、各章が繋がるような書き方なので、最初から読んでみるのも良いし、目次を見て自分の悩みに合わせた所だけを読むのも良いと思う。
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』の特徴
冒頭でも書いたように、本書は他の自己啓発本のように「後悔しないよう生きよう!」というメッセージを送っている。
しかし、「今すぐ退職届を会社にたたきつけろ!」といった強烈なアプローチではない。
今まで多くの学生たちにそうしてきたように、読者の悩みに寄り添い語りかけるように書かれているのである。
「辛い?ならそんなの止めちまえ!」というのではなく、悩みを解決するためにやるべきことや考えるべきことを優しく説明してくれている。
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』での自分のおすすめポイント
会社に入ってから色々あって自信を失くしかけていた吾輩だが、本書のレッスン『自信を身に付け、持ち続ける』を読んで今までよりも前向きになれた。
同じく、自分への自信が無い、無くなりかけているという人はこの章を読んでみて欲しい。
本書によると、自信は元々自分の中に隠れているから、ありのままの自分になってみるのが良いらしい。また手っ取り早く自信を身に付けたいなら自信のあるフリをすればいいという、非常にシンプルな解決法も紹介されていた。
自信を見につける方法を知りたい人は、レッスン『自信を身に付け、持ち続ける』は必読なのである。
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』を読んで行動したこと
前項で書いたように、ありのままの自分になることで隠れていた自信が身につくとのことなので、会社での自分の振る舞いを見直してみた。
特に注意したのは話し方。今までは気を遣うあまり細かい点まで話したりゆっくり話したり、「えーと、そうですね~・・・」みたいに自信がないのが誰から見ても分かる話し方であったのに気付いた。
だから、ありのままの自分を意識してみることにした。もっと気楽に、マイペースに、淡々と。深く考え過ぎずに上司に話し掛けるように意識してみたのである。
プレゼンの時も、言葉の歯切れをよくして言い切るように意識してみた。
まだ意識改革してそんなに日が経っていないが、なんとなく上司との雰囲気が良い方向に向かい始めた気がする。
何よりも、自分が勝手に抱えていたプレッシャーが消えたのを感じている。いかに自分が考え過ぎていたのかが分かってきた。
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』はどんな人におすすめ?
『10年後、後悔しないための自分の道の選び方』は、以下のような人におすすめである。
- 自分の今の働き方、ライフスタイルについて「これでいいのか?」という疑問が少しでもある
- 自分は常に不安を抱えていて、何事にも自信を失くしがちである
- 「あの時、こうすれば良かった・・・」みたいな後悔がよくある
『舵を切るのに遅すぎるということはない』
迷い悩んだ時はいつでも変わることが出来るということを本書を通して気付けるかもしれない。
合わせて読んでみて欲しい本
生産性が高い人の思考整理のキホン
優柔不断を直すためには、『ノー』と言える習慣を身に付ける必要があるかもしれない。
その習慣を身に付ける助けとなるのが、『論理的思考』である。データの裏付けもあれば、意思決定もしやすくなるだろう。
参考記事:【若手社員必読!生産性が高い人の思考整理のキホンの書評】思考整理+論理的思考も身に付けられる本 - ぬこ将軍のひとり冒険の書
「好き」を「お金」に変える心理学
本書内のレッスン『幸せでいることを最優先する』にて、『幸せマニュフェスト』というものが挙げられている。
その中で『好きな仕事をする』ということがマニュフェストの1つに上げられている。
好きな仕事をするためにやるべきことがこの本で分かるかもしれない。お金と幸せの話も非常に面白く、お金に対する考え方を改められるだろう。
参考記事:【好きをお金に変える心理学の書評】『好きなことを仕事にして生きていく』という考えを変えてくれる本 - ぬこ将軍のひとり冒険の書
頭のいい人の段取り
吾輩は自信を身に付けるため、自信のあるフリを始めるのと同時に自分の仕事の段取りについて見直した。その時に参考になったのがこの本である。
精神だけでなく具体的なノウハウも身に付けたいなら、まずはこのビジネス書がオススメである。
参考記事:会社員・学生が段取り力をつけて自分を変えたいならこの本!【頭のいい人の段取り書評】 - ぬこ将軍のひとり冒険の書