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【最後まで読めば分かる「お願いします」の重要さ】AED救助訓練と心理学の面白い関係

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職場や学校とかで、AEDを使った救助訓練を体験した人は居るのではないでしょうか?

あれってビデオとかで見ると結構オーバーなアクションなので少し恥ずかしいですが、できるだけ正確にやらないと将来後悔すると思うし、普段の生活習慣にも影響するかもしれません。


今回は『AED訓練と心理学』について書きます。

記事タイトル見て「なんじゃこりゃ!?」と感じた人も居るかと思いますが、「人に助けを求めるのは苦手だ」という方は読んでみると良いと思います。


この記事の結論は、「周囲の人全員が冷たいのではない。あなたから助けを求めないと動きづらいだけかもよ?」です。



【AED救助訓練と心理学】特定の人を指名して援助を求めるのは、心理学的にも良いお願いの仕方

AED救助訓練をちゃんとやらないと人を助けられないし、自分もいざと言う時に助からない

先日自分の職場でAED救助訓練会があり、僕も参加しました。ビデオだとなかなかオーバーリアクションですよね(;'∀')

ただ、その救助過程にある『特定の人を指名して援助をお願いする』というのは大事だなと感じたので、そこはしっかり丁寧にやりました。少し恥ずかしかったけど。


AEDだけではありませんが、救助訓練でお手伝いを指名することが重要な理由は分かりますか?

それには『傍観者効果』というものが関係しています(*'▽')

そして日頃からこういう訓練を真面目にやらないと、いつかあなたも傍観者効果に苦しむことになるかもしれません

傍観者効果の恐ろしさ

『傍観者効果』とは、心理学者であるラタネとダーリーによって研究されたもので、『多く他者がいる時ほど人は援助効果を起こしにくい』というものです。

ラタネとダーリーは、突然近くで人が倒れた場合や実験室内に煙が流れ込んできた場合に、被験者が1人の時と複数グループの時でどのような行動をとるかを実験して傍観者効果を提唱したそうです。


傍観者効果は時に、恐ろしい事件の要因となりうるかもしれません。1964年、ニューヨーク郊外でキティ・ジェノビーズという人が殺害される事件が起こりました。これの衝撃的なところは、『目撃者が30数人居たのに誰も助けなかったこと』です。

キティ・ジェノビーズ事件として世に広まったこの事件は、傍観者効果を代表する例として心理学系の本で解説されていることが多いようです。


傍観者効果が生じる原因として、「自分じゃなくても、誰かが助ける」という責任の分散や「場違いだったり、失敗して恥をかきたくない」などの集団抑制が考えられています。

助けてくれそうな人は周囲に沢山いるのに、なぜか誰も助けてくれない。そんな事態を避けるためにも、自分または身近な人が危険な時は『特定の人を指名して援助をお願いする』ということを心がけたいですね(*'▽')

【○○さんお願いしますだけでも心理学的には良いお願いの仕方!?】職場など身近で感じる傍観者効果

恐い印象を与えてしまったかもしれませんが、傍観者効果は職場でも家庭でも、日常のあらゆる場面で感じる可能性が高いです。


「やるべき仕事が沢山で、これだけ忙しく動いているのに誰も助けてくれない」

そう感じることはありませんか?それはもしかしたら、傍観者効果で援助されにくい状況を作ってしまっているかもしれません。

「忙しそうだけど俺がやることでもないし、まあ誰か手伝うでしょ!」、「手伝いを申し出て断られたらなんか恥ずかしい。。。」

もしかしたら周囲はそう考えているかもしれません。


なので、ピンチの時は誰かからの援助を期待するよりも、こちらから指名して援助を頼むのが手っ取り早そうです(*'▽')

実践しやすい場面として職場や家庭がオススメです。名指しがしやすいと思うので。僕も職場で人に援助を頼むのは少し苦手ですが、案外手伝ってくれるもんですよ(*'▽')

少しずつ実践して、ピンチの時にお願いできる習慣を身に付けちゃいましょう。


というわけで、「周囲の人全員が冷たいのではない。あなたから助けを求めないと動きづらいだけかもよ?」というお話でした。

この記事の参考文献