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【心の予防接種をする記事】自分に甘く他人に厳しい人を心理学的に分析

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近年では『予防医療』という言葉をよく聞くようになりました。あらかじめ知って行動することで病気を防ぐのは重要なことです。

そしてそれは、体だけでなく心においても予防医療は大切なことだと思います。


今回は『自分に甘く他人に厳しい人』を心理学的に分析してみます。『自分に甘く他人に厳しい人』というのは、日常生活を送るうえで結構遭遇することが多いと思います。できれば遭遇したくないですよね?

「他人には色々指摘する癖に、自分のことになると何かと言い訳をして自分を省みない」

そんな人に余計なエネルギーを消耗するのは時間的にも勿体ないので、「あの人はこういうタイプの人間のサンプル」という『評価の軸』をおいてやり過ごすのが心の健康には良さそうです(*'▽')


また自分に甘くて他人に厳しい傾向を改善する方法も考察するので、「よくよく考えると、自分にもそういう傾向がある・・・」という方も安心して読んでみて下さい。



人間関係の悩み・トラブルは心理学的な法則や分析でラクになる

ハーバード大学などで教鞭をとっている心理学の研究者ブライアン・R・リトル教授は、自身著の『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』という本で「評価基準は、私たちが周囲の世界を理解するための便利な枠組みにもなれば、私たちを閉じ込める檻にもなる」と述べています。

そして、「柱となる評価基準が複数あれば、1つがうまく機能しなくても、”別のメガネ”で世界を解釈できる」とも述べています。

評価基準は、沢山持ってることに越したことはないのでしょう(*'▽')


人間関係での悩みやトラブルは、それらを抱えているだけでも時間や精神的エネルギーを消耗することが多いです。

ならば、それぞれに対応しそうな評価基準をあらかじめ持っておくことで、今までよりもラクに生きられんじゃないかなと僕は思います。

今の時代、『心』も予防医療しておきたいですね。

参考記事【結局、ソレを持てばラクになる】人間関係等の悩みを少し楽にして人生を変える行動を心理学的に考察 - 実に面白い雑多な研究記録

【心の予防医療】自分に甘く他人に厳しい人を心理学的に分析

ということで、この記事では『自分に甘く他人に厳しい人』に対しての予防医療です。キーワードは『自己奉仕的バイアス』です。

『自己奉仕的バイアス』の話をする前に1つ話しておきます。人は他者の行動の原因を考える際に外的な原因を軽視し、内的な原因即ち行動した当人(他者)の性格などを重視する傾向があるようです。

これを『基本的帰属のエラー』と呼ぶそうですが、これが他人ではなく自分の行動の場合はどう解釈するのでしょう?


心理学者のケリー氏によると、人は自分が物事に成功したときは内的なものが原因と考え、失敗したときは自分以外の外的なものが原因と考える傾向にあるようです。

簡単に言ってしまえば、『自分に都合のよい解釈をする』ということです。これを『自己奉仕的バイアス』と呼びます。


例えばテストで良い点を取れた場合は「自分が努力したから」と自分の内面を原因と考え、悪い点を取ってしまった場合は「周りがうるさく勉強に集中できなかった」や「先生が前に言ってたのと違う内容がテストに出た」と自分以外に原因を求めるのが自己奉仕的バイアスです。

また仕事のプロジェクトが成功した場合はまるで自分の手柄のように話し、失敗した場合は自分以外の他者に責任をなすりつけるのも自己奉仕的バイアスが強い状態です。


成功しても「周りの協力のお陰」と言ったり、失敗したら「自分はどうするべきだったのか?」と反省する人だって沢山います。

つまり、『自分に甘く他人に厳しい人は、自己奉仕的バイアスが強く出る傾向がある』ということでしょう(*'▽')

【対策は心理学に基づいた行動で】自分に甘く他人に厳しい傾向への対策を考察

もし自分に甘く他人に厳しい人を見かけたら、「あー、自己奉仕的バイアス強めなのね」とだけ思っておけばいいのではないでしょうか?

一方で、「自分もその傾向当てはまるかも・・・」と感じた人はどうすれば良いのでしょう?


そういう方は、『なぜ?ではなくどうすべきか?に意識を向ける』のが良いと思います(*'▽')

いつまでも外部に原因を求めていては自分が変わることはありませんし、なぜ?を追求していると過去にこだわってばかりで前に進む行動力が失われます

どうすべきか?に注目することで、自分の行動や内面を見直すきっかけを作れるのではないかと僕は考えます。

参考記事:道で転んだとして、荒れた道や石のせいにしても何も変わりませんよね?

nukoshogun.hatenablog.com

この記事の参考文献