ズレてて面白雑多な研究記録

『振り回されない生き方』について好き放題考える

【犯人はホワイトな企業の中にも居る!】活気のない職場環境や受け身な社員を生み出す真犯人を心理学的に考察

f:id:nukoshogun:20191218005839j:plain

やる気が失せる、仕事していても楽しくない職場環境ってどんなのでしょう?企業自体はいわゆるホワイトでも、必ずしも職場環境が良いとは言えないのでは?

仕事にやりがいを持てず日々つまらなく過ごしている職場環境というのが実はあります。そしてそれは人間のある特徴が招いているかもしれません。。。


今回は『ホワイトな企業でも活気がない職場環境や受け身な社員を生み出す真犯人』について、心理学的に考察してみます。

その真犯人は、ブラックな企業だろうがホワイトな企業であろうが、どこの企業にも居る可能性があります。そして今回紹介する特徴の人が上司に居る場合は特に要注意です。


真犯人の言動によって周囲の人のやる気はどんどん失われ、その周囲の人もまた新人や異動者など別の人のエネルギーを奪っていきます。

「自分の職場の環境にいまいち活気がみられない」という方は、良かったら読んでみて下さい。

「もしかしたら自分が原因・・・?」という方も、答え合わせがてら読んでみて下さい。1人1人が元気に働くためにどうすべきかも考察しています(*'▽')



ホワイトな企業でも活気がない職場環境や受け身な社員を生み出す真犯人とは?

活気のない職場環境や受け身な社員を生み出す真犯人の特徴、それは『やらされ感』です。

やらされ感を持って働いていると、積極的に自分からアイデアを出すことがなくなり、仕事にやりがいを持てなくなるのは言うまでもありません。


そして普段から『やらされ感』を持ちながら働いている人が多い職場は、もしかしたら手遅れかもしれません。。。

なぜかというと、やらされ感は周囲の人に伝搬する可能性があるからです。言い換えると、『やらされ感を持っている人が他人に指示を続けると、その人もやらされ感を持って働く』ということです。

このことは、ロチェスター大学の心理学教授であるエドワード・L・デシ氏が行った心理実験により示唆されています。

被験者である大学生にパズルの解き方を教える「教師役」をやってもらう。生徒役は仕掛け人。

Aチーム:「パズルの解き方を確実に教えなさい。あなたは生徒に良い点数を取らせなければなりません。」と指示する。
Bチーム:「パズルで学ぶことを生徒に促すのがあなたの仕事です。点数が求められているわけではありません。」と指示する。

Aチームの学生は発言そのものが多く、しかも「~すべきだ」といった限定的な言葉や「~しなさい」といった命令調の言葉が多かった。

つまりこの実験のAチームの学生のように、『やらされ感を持っている人は、他の人に対してもやらされ感を与えがち』ということなのです(;'∀')

仮にやらされ感を持ってなくても、いきすぎた指示やアドバイスは人を無力にしやすいようです・・・

参考記事【主体性を潰し将来の夢を不安にさせる】無能な人を量産する可能性のある意外な日常行動 - 実に面白い雑多な研究記録

『やらされ感を持った働き方』という負の習慣が与える影響

やらされ感を持って働いていると、自分が本当にやってみたかった仕事ができないだけでなく、本来の自分らしい生き方も出来なくなるのではないでしょうか?


確かに、生きていくうえで(特に会社では)本来の自分とは違う振る舞いをする必要がある場面は結構あると思います。

しかし心理学の研究者ブライアン・R・リトル教授は自身の『自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義』という本で、「本来の自分と違うキャラクターを長期間にわたり演じると心身に負荷がかかることがある」と述べています。

健康上にも悪影響が出るとは、やらされ感を持って働いても良いことなしですね!

一見ホワイト企業でも、なぜか退職者が多い会社はこの辺が原因かもしれませんね。。。

以下の記事内に書かれている心理実験の結果でも、『自制心を消耗し続けること(自分が好きでもないことをやり続けること)の悪影響』が報告されています。

【とある物体の『シーケンス』と『バッチ処理』を参考に!】自制心を上手に自己管理する方法 - 実に面白い雑多な研究記録

活気のない職場環境や受け身な社員を生み出さないための方法を考察

個人で出来ること

まず個人として出来ることは、『自分の価値観を明らかにしておく』ことだと考えられます。

スタンフォード大学が行った心理実験によると、『日記に自分が今一番大切にしていることとその価値に結び付く行動について書いた学生グループは、そうでない学生グループに比べて健康状態が良く、精神的にも調子が良くなった』とのこと。


たとえ面倒な事でも、自分の価値観に結び付くポイントがあればどんな仕事でも乗り越えられると思います。

僕の職場にも「これやってください」と沢山仕事の指示をしてくる上司が居ますが、仕事で頑張れること(化学について多くの知見を得る)や楽しめるポイント(ブログのネタに出来そうなこと)を意識して日々仕事に励んでいます。

職場の人同士で出来ること

自分だけでなく、相手にも相手なりの価値観があることを忘れてはいけません。もし何か仕事をお願いする時には、命令調の指示ではなく、相手が「自分はどう動くべきか?」を考えられるように依頼すると良さそうです(*'▽')

参考記事【3つのキーワードでコントロール!】心理実験で分かった、他人の仕事へのモチベーションアップを導くお願いの言葉 - 実に面白い雑多な研究記録


会社に居る人みんなが自分らしく働いている、活気のある職場をお互いに作れたら良いですよね!

ただ「どう考えてもうちの職場は手遅れ」「誰も現状から変わろうとしない」と感じたら、あなたが壊れる前に転職等も検討に入れた方が良いと思います。体を壊したら元も子もありませんので。





この記事の参考文献