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【緊張しいに朗報】心理学の研究で判明した、緊張への意外な対策

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「大勢の前で何かをするのは非常に緊張してしまう・・・」そんな方は多いと思います。

僕自身もそうです。しかし仕事で大勢の前で発表や議事進行した後に、自分の中では凄く緊張していたのに「堂々としていたね」とたまに言われるのが何故なのか分かりませんでした。


今回は『緊張への意外な対策に』について心理学的に考察します。大勢の前で発表や目立つことをするのは、多くの人にとって非常に緊張することですよね?

本番前に深呼吸など、緊張を抑える方法を色々試した方も居ると思いますが、実はとある心理実験から、緊張はネガティブ思考と同様に有効利用できる可能性が判明しました(*'▽')


「自分は緊張しいで、そのせいかミスをするとひどく落ち込む」

「緊張しいを治したいけど、どうにもならない」

そんな方は、良かったら読んでみて下さい。緊張への対処法、少し発想を変えてみたらワクワクするかもしれません(*'▽')

ネガティブ思考の活用方法については以下の記事参照

nukoshogun.hatenablog.com



【緊張への意外で新しい対策】心理学の研究が見せる、緊張しいの人生を変える行動

ガチガチに緊張しながら実行した会議でのプレゼン後、なぜ「堂々としていたね」と言われるのか?

それの答えとなりそうな心理実験が、ハーバード・ビジネス・スクールのアリソン・ウッド・ブルックス教授により行われていたようです。

被験者である学生たちに2分間スピーチをしてもらう。緊張している学生に、以下3パターンのアドバイスをする。

Aパターン:スピーチの冒頭に「私は落ち着いています」というように伝える。
Bパターン:スピーチの冒頭に「私は興奮しています」というように伝える。
Cパターン:普通にスピーチをはじめてもらう。

スピーチ後、観客に「説得力」と「自信」について100点満点で採点してもらったところ、Bチームは他チームと比べて「説得力」は平均17点、「自信」については平均15点高くなった。

つまり、『緊張したら落ち着こうとするよりも、興奮していると感情変換したほうがパフォーマンスが高くなる傾向がある』ということです(*'▽')

無理やり落ち着こうとあれこれするより、自身の緊張を受け入れて「自分は興奮している」と自覚したほうが本来の力を発揮できるようです!


なので、

うわぁ、会議緊張する~。関係部署の部長勢揃いだし、本部長も来てるじゃ~ん(´;ω;`)

もうダメだ、おしまいだ。。。落ち着け落ち着け、深呼吸深呼吸。

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という感じでひたすら落ち着こうとするよりも、

うひゃぁ、会議での報告緊張するなぁ~。関係部署の部長勢揃いだし、本部長まで出席かぁ~!!

はは、こんな重大でヤベェ会議だってのに、オラなんだかワクワクすっぞ!

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という感じで『緊張を受け入れてワクワク(興奮)に変換する』方が、緊張しいの人生を変える可能性があるのではないでしょうか?

緊張しいにオススメしたいもう1つのシンプルな方法

アリソン・ウッド・ブルックス教授の心理実験の話を知った時、多分僕が会議中に「堂々としていたね」と言われたのは、緊張を落ち着かせることが出来ていなかったからなのかもしれないと思いました。

落ち着かないから直前まで資料とかを確認して、自分の発表の番になったら「ああ、緊張するけどもうやるしかない!」という気になって発表する。これが逆にになってたのかもしれません。


とはいえ、いきなりドラゴンボールの孫悟空のようにヤバい状況に対していきなりワクワクできるメンタルを持つのは現実的に難しいです

だって僕たちはサイヤ人じゃないし。それに、興奮して何もかも上手くいく保証はありません。


緊張を興奮の感情に置き換える努力も必要だと思いますが、『特定分野に対する習熟度を高める努力』も必要だと考えます。

特定の物事に慣れていない場合、他者が居ることで作業の質や量が低下してしまう現象を『社会的抑制』と呼びます。逆に特定の物事に慣れている場合、他者が居ることで作業の質や量が上昇する現象は『社会的促進』と呼びます。

これらの理論は、アメリカの心理学者であるロバート・ザイアンス氏により提唱されました。

参考記事【やりたいことによって変えればよい!】心理学の研究で判明した『集中力を高める環境』を探す方法 - ズレてて面白雑多な研究記録


つまり、人前で緊張してしまい思ったように力を発揮できないのは、物事へ慣れておらず、個人の習熟度が低いからなのではないしょうか?

なので、もし特定の物事について人前で見せるor報告する機会がある場合は、日々慣らしたり習熟度を高める練習は欠かせないでしょう(*'▽')

そしてそれでも緊張してしまう場合は、「自分は今、興奮している」と心の中で言い聞かせるのが良さそうです!

緊張して目の前のことに集中できない場合は、その集中できない気持ちを紙に書き出してみることで集中力を上げられる可能性があります。

参考記事:【イライラしたときやストレス対処法に是非!】誰でも10分くらいで出来るストレスマネジメント - ズレてて面白雑多な研究記録

この記事の参考文献