話が長かったり、決断が進まないせいでなかなか終わらない会議などにイライラが募ることはありませんか?
怒りを周囲の人にぶつけても逆にストレスが増大することはとある心理学の研究で示唆されていますが、一方で怒りを唯一ぶつけても良い場面が分かってきました。
今回は『怒りの感情の使い道』について、心理学の研究から考察します。
「仕事でイライラすることが多く、なかなかストレス発散も上手くできない・・・」
そんな方は読んでみて下さい。あなたの怒りのエネルギーの有効利用方法、見つかったかもしれません(*'▽')
心理学の研究から考える、怒りの唯一の使い道
怒りを利用できる場面、それは『問題解決』の場面です。
メンタリストDaiGo氏は自身の著書『自分を操る超集中力』で、「怒りの感情を抱えている時は解決の糸口が見えなかった課題や企画に集中して取り組める」と述べています。
それはなぜかというと、怒りの感情は『目標指向行動』という、『ある特定の目的や目標をもってする行動』を強く促してくれるからだそうです。
怒りの感情による行動力の上昇、実は僕は心当たりがあります。
記事冒頭で「話が長かったり、決断が進まないせいでなかなか終わらない会議などにイライラが募ることはありませんか?」と書きましたが、実はこれは自分自身のことでもあります。
僕は会議で、話が変な方向にそれたりして設定時間以上に長引くと段々イライラしてしまいます。「その日のうちにやりたいことがまだ沢山あるのに、なんで長く話をしているんだ?」といった具合で。
そういう時、僕は「今回の議論の問題点は何か?そしてそれを解決するにはまず何をすれば良いか?」という点をそれまでの議論から整理し、「今回の問題点はこういうことで、まずはこうすべきでは?」という意見を素早く発言しています。
こういった風に、怒りの感情は問題解決への集中力と行動力を高めてくれるのでしょう。
「怒りを利用してせっかく思いついた解決策なのに、落ち着いたら忘れてしまった・・・」
そんな悲しく勿体ない状況を防ぐためにも、いつでもどこでも書けるメモ帳を持っておきたくありませんか?
【怒りの感情はコントロールするもの】どうしても怒りが収まらない時の対処法
怒りは行動力を高めてくれるものですが、正しく使いたいものです。
【この2つに気付かないと人生詰む】心理学の研究から考える、絶対にNGなストレスマネジメント方法 - ズレてて面白雑多な研究記録という記事でも書きましたが、怒りを周囲の人にぶつけるのはストレスやイライラの気分をより増幅させるだけなので相手にも自分にも良くないです。
もし何かで怒りの感情が芽生えてしまった場合、抱えている問題に対しての解決法を考えたり解決に向けた行動に集中したほうが、誰かにキレるよりずっと有意義ということです。
ただ、そうは言ってもどうしても怒りが収まらないことはあると思います。僕もあります。
でもそんな時は怒りの感情を周囲の人にぶつけるのではなく、別の方法で落ち着きを取り戻しましょう。
以下の記事では、紙とペンだけでできるストレス発散法について書いています。どうしてもイライラが収まらない時の参考に読んでみて下さい。書くだけでスッキリするもんです(*'▽')
⇓
nukoshogun.hatenablog.com
何かでイライラしてしまうことは誰にでもあると思いますが、上手に感情をコントロールしていきたいものですね。