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【変われ変われとよく言うが・・・】自身の嫌な思い込み・性格・行動への対処法を心理学的に考察してみた

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「なんでいつも自分はこう思ってしまうんだろう・・・」

「なんで自分はこんな性格なんだ・・・」

自分自身が抱える思い込みや性格に嫌気がさすことは誰でもあると思います。「変わらねば!」という気持ちは大事ですが、少し冷静になりましょう。


今回は『思い込み・性格・行動への対処法』を心理学的に考察してみたいと思います。

自分の性格や思い込みや行動に対して、「ここは嫌だな~。でも変わりたいけどなかなか変われない。。。」と思うポイントは誰しもが持っているのではないでしょうか?


この記事では、「無理に変わる必要ないかもよ?」という話をしようと思います。



【経営コンサルタントも実践】思い込みを心理学的に変える方法とは

僕が最近読み込んでいる『図解 モチベーション大百科』という本の中に書かれていた、とある経営コンサルタントが行ったという心理実験が実に興味深いものでした。

経営者たちにお願いし、自社の従業員に「今の仕事について面白さを感じていますか?」という質問をしてもらう。

その中で、「仕事は面白くないし、面白く出来るものではない」「自分の仕事はいくら工夫をしても意味がない」といった悲観的な回答をした従業員たちに、さらに2パターンの質問をしてもらう。

パターン1:「なぜそのような仕事観を持っているのか?」
パターン2:「そう考えることで、仕事にどう役立っている?」

パターン1の質問を受けたほとんどの従業員が「仕事は面白くないものだ」という自分の考えに固執した。

一方、パターン2の質問を受けたほとんど従業員はメリットがないことに気付き、そのうちの一部は「どうすれば、仕事を面白く出来るだろうか?」を考え始めた。

つまり、『人の考えは理由をたずねると強化され、目的をたずねると軟化する傾向がある』ことが示唆されています。

なぜ?」という問いには過去に意識を向けさせる効果があり、過去の意識を向ければ向けるほど「自分は正しい」という思い込みを強めるとのこと。


もし自身の思い込みが悪いと分かっているのに変えられないのであれば、「なぜそう思ってしまうのか?」よりも「その思い込みのメリットは?」と考えたほうが良いのですね(*'▽')

目的やメリットを考えることが、性格や行動を変える一歩になるか?

とある経営コンサルタントの実験では、『目的やメリットを追求することで思い込みが変わる可能性がある』ということが示されました。

「もしかして、性格や行動も、理由より目的を考えたほうが変えやすいんじゃね?」

僕はそう考えています。そして、「もしメリットがそれなりに有ったり、自分の目標に近づけているなら、今の性格や行動を無理に変えようとする必要はないんじゃね?」とも考えています。


僕は『超ネガティブ人』と言えるくらいネガティブな性格で、それは学生時代の経験や人間関係が主な背景(理由)です。しかし、そのネガティブな性格を変えようとは考えていません。

それは、「ネガティブな性格にもメリットがあるから」。あとは、「ネガティブな性格で特に大きな損をしていないから」というのもありますね多分。

どんなメリットかは、以下の記事を読んでみて下さい。ネガティブな性格の良いところを書いたので、同じくネガティブな性格で悩んでいる人の参考になれたら(*'▽')

nukoshogun.hatenablog.com


一方で、『完璧主義』は努力の末にほぼ滅しました。完璧主義についてもやはり今までの人生経験が背景となっています。しかしこの主義は些細なことで気にしすぎたりと、特にメリットだと思えることがないです(;'∀')

一見、物事を慎重かつ多角的に捉えて深くまで極められると思いますが、僕の場合は『過ぎたるは猶及ばざるが如し』でした。。。僕の完璧主義はなかなか生きづらいものでした。。。


世の中では、「自分を変えろ!」という言葉が流行りがちです。確かに変わらなければならない場面も多いと思います。

しかし、そこで冷静になって「その思い込みや性格や行動は、自分にどんなメリットをもたらすか?」を考えてみることで、本当に変わらないといけないのか、それとも無理に変えなくて好きにすれば良いのかが見えてくるのではないでしょうか?

周りに振り回されずに生きるって、そういうことだと思う。


完璧主義でストレスフルだった30代理系会社員の『完璧主義ほぼ撲滅方法』はコチラ

nukoshogun.hatenablog.com


この記事の参考文献