吾輩はぬこ将軍である。小さなことからアウトプットを意識したい今日この頃である。
最近、『アウトプット大全』という本を読み始めた。この本を読んでアウトプットすることが自己成長に繋がること、そして自分がアウトプットに対して無意識にハードルを高めてしまっていたことに気付かされた。
『アウトプット大全』から得られる学びを、どんどんこのブログでアウトプットしていきたいと考えている。
というわけで今回は『アウトプットと記憶力』について書いていこうと思う。
「子供の頃より記憶力が無くなってきた・・・」
「最近になって急に物忘れが激しくなった・・・」
そんな人は良かったら読んでみて欲しい。
記憶力には、『アウトプット』が関係していたのである。
記憶力と年齢には本当に相関があるのか?
『年齢を重ねても記憶力は低下しない』ということが、最近医学的に解明されたのである。
東京大学の池谷裕二教授(脳研究専門家)によると、「115歳で亡くなったオランダ人女性の脳を解剖したところ、脳の機能がほとんど老化していなかった」とのこと。
「子供の頃より記憶力が無くなってきた・・・」
「最近になって急に物忘れが激しくなった・・・」
と年齢を重ねることで記憶力が低下してきたと思う人が居るかもしれないが、記憶力の低下と年齢に相関があるとはいえないのである。
参考記事
大人になって記憶力が失われる本当の原因とは?
「そうは言っても、子供の頃よりも記憶力が低下している気がしてならない!」
そう考えている人もきっと多い。
大人になって記憶力が失われる本当の原因は、『子供と大人の環境の違い』にあると吾輩は考えている。
まず、情報が脳に長期的に記憶される仕組みについて説明しておきたい。
『アウトプット大全』によると、脳にインプットされた情報は『海馬』というところに2~4週間ほど仮保存される。
その仮保存期間中にインプットされた情報が何度も使われることで脳が『重要な情報』と判断し、『側頭葉』という場所に長期記憶として保存されるという仕組みである。
即ち、何度も使わないとインプットした情報はすぐに忘れてしまうということである。
そして『使う』というのは、誰かに話したり書いたりすること、そう『アウトプット』である。
そしてここで『子供と大人の環境の違い』について話を戻す。もう察した人もいるかもしれない。
『子供と大人では、インプット/アウトプットの環境が違う』のではと吾輩は考えている。
子供の頃、新しい用語や公式を何度もノートに書いたりしていなかっただろうか?
授業での先生からの質問や宿題やテストは何度もあったと思う。
今思えば、子供の頃はインプット/アウトプットのサイクルを何度も回していたと考えられる。
対して大人になると、インプットの機会は子供の頃より頻繁にあれどアウトプットの機会は子供の頃より少ないのではないだろうか?
いくら情報を沢山インプットしても、アウトプットする機会が少ないから長期記憶に残りにくい。
これが、大人になって記憶力が失われる本当の原因の1つであると吾輩は考えている。
アウトプットをすれば自己成長に繋がる
アウトプット大全を読み始めたことで記憶力と年齢について頭の整理が出来たし、自分が今までやっていた『紙に書く』という習慣の良さを改めて感じることが出来た。
「インプットが忙しくてアウトプットの時間がない!」という人も、紙じゃなくてスマホでも良いので、自分が手に入れた情報を自分なりに書き出して整理してみて欲しい。
アウトプット大全によると、アウトプットは『運動』であり、自己成長はアウトプット量に比例する。
『手を動かして紙に書く』という運動は大人であるほど重要だと思えてならない。
参考記事:【パソコンよりも紙とペン!】仕事が遅いと言われた時、改善したい時に試してほしい3つの『紙に書くこと』 - ぬこ将軍のひとり冒険の書
アウトプットの習慣がなかなかつけられない人には、以下の記事もおすすめである
⇓
【全ては0(ゼロ)から】紙に書くことやメモする習慣がなかなか身につかない時に読んで欲しい本 - ぬこ将軍のひとり冒険の書
合わせて読んで欲しい記事:【カギは脳にあり!?】読めばあなたも始めたくなる、紙に書くことで良い効果が生まれる理由 - ぬこ将軍のひとり冒険の書