「人は外見よりもその性格や中身を見ないと分からない」というのはよく聞くことだと思います。
しかし初対面で見る外見によって、中身を見られる前にあなたの印象は固まってしまうようです。。。
今回は『性格や中身のスペックが良いのになぜか評価されない理由』を心理学的に考察します。
「人は中身で勝負!」といえども、たとえ優秀なスキルを持っていたとしても、第一印象で良くないイメージを持たれてしまうとそれを覆すのは難しいようです。
「仕事や恋愛面で自分なりに中身やスキルを磨いて頑張っているけど、なかなか良い評価をされない・・・」
そういう方は、中身を見てもらうためにも第一印象を意識するべきなのかもしれません。僕もそうなのですが(;'∀')
悲しいけど俺たち、人間なのよね。。。
- 【初頭効果】心理学実験で明らかになった第一印象の重要性
- 【出世や年収にも影響か?】ビジネスの知識やスキルは素晴らしいのに第一印象で損している人
- 第一印象で損しないために無理なく出来ること
- この記事の参考文献
【初頭効果】心理学実験で明らかになった第一印象の重要性
『第一印象で抱かれたイメージを覆すのは難しい』というのは、心理学者であるソロモン・アッシュの面白い実験によって示唆されています。
被験者にAさんとBさん2人の性格をそれぞれ次の順番で説明する。そしてどちらの人物がより好ましく感じるかを答えてもらう。
Aさん:頭が良い、勤勉、直情的、批判的、頑固、嫉妬深い
Bさん:嫉妬深い、頑固、批判的、直情的、勤勉、頭が良いその結果、被験者のほぼ全員がAさんに好意を持った。
この実験で分かったのは、『先に提示された性質は、後に提示された性質を包括するほど強い意味を持つ』ということです。
つまり、『第一印象は人間の記憶に色濃く残り、その印象は変えにくい』ということです。これを『初頭効果』というそうです。
なのでたとえ中身が非常に優秀であっても、第一印象を意識して大切にしないといけないようです(;'∀')
悲しいけど俺たち、人間なのよね。。。
【出世や年収にも影響か?】ビジネスの知識やスキルは素晴らしいのに第一印象で損している人
「見た目はなんとなく頼りないイメージだけど、知識が豊富でなんでも出来る」って人、居ませんか?
そういう人って実際は仕事ができるのに、どうしても『頼りない』というイメージが先行してしまい、何かミスをすると「やっぱり頼りない」というマイナスの評価が目立ってしまうようです。
逆に「仕事ができそう」って第一印象を持つと、実は他に欠点があっても「やっぱり出来る人だ」というプラスの評価が目立つようです。
心理学的にも提唱されている第一印象の重要性。思い返してみると、自分の会社にも第一印象が良いとは言えないが知識やスキルは素晴らしいものを持っている人って案外居ます。
僕の職場の先輩で、『本当は知識豊富で実験スキルが高いのに良い評価が少ない』って人が居ます。「色々教えてくれるし、優しくて仕事も出来るのになぜ?」と思っていました。
ただどうやら先輩が配属されたばかりの頃、遅刻したり会議への出席を忘れたりということを何回かやらかしてしまったらしく、「あいつは忘れっぽくてルーズだ」という印象を周囲に与えてしまったようです(;'∀')
その後改心して今に至るようですが、少し何かあると、「まあ、あの人だもんね」とか「だからあいつはルーズなんだよぉ」といった声が上がるので、やはり第一印象を覆すのは難しいようです。。。
第一印象で損しないために無理なく出来ること
そうなると、第一印象で損しないために僕たちが出来ることはなんなのでしょう?
「整形するしかないじゃん!」と冗談めいていう人が居ますが、お金がかかるし失敗のリスクもあるので気が引けます。
第一印象には外見も関わってくると思いますが、『他の人が嫌な印象を受けにくい外見』であれば問題はないと思います。そこに関してはGoogle検索とかで調べてみるのをオススメします。
外見以外で第一印象にかかわるのは、『態度や行動・言動』ではないでしょうか?
態度や行動などは、外見に関係なく意識すれば誰でも出来るようになることだと思います。
もしよかったら、以下の記事を参考にしてみて下さい(*'▽')
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【地道だけど無理なく影響力を高める方法】性格変わらず、職場の雰囲気壊さず、人間関係でも孤立はしない - 実に面白い雑多な研究記録また普段の言動にも気を付けましょう。癖で言ってしまっていることが、あなたの印象を悪くするだけでなく周囲へも影響を当たる可能性があります。
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【周りが唱えたら危険!】職場の環境と人間関係を崩壊に導く魔法の言葉 - 実に面白い雑多な研究記録